九月の俳句・・・五十野惇

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(俳句) 猛暑日や 涼風(りょうふう)遅れ 沸とう京
(句評)沸とう京という貴兄の表現が面白い。猛暑とか酷暑とか恐ろしい表現が普通に使われた夏。「いやだね」。

(俳句) 竜巻や 人知の無力 牧之原
(句評)自然の驚異、人知の無力。人は災害に勝てるのか?恐ろしい、恐ろしい。

(俳句) 豪雨止む 居場失うも やる気出す
(句評)「まるでゲリラだ」、「もう悲惨だよね」と言いながらも、泥をかきだす被災者。「やる気出す」とは前向きの言葉、涙がでるね。

(俳句) 雨乞いや 皆既(かいき)の月に 神がかり
(句評)雨の降らない地域も多い…皆既月食に思わず手を合わす。ホント笑えない一コマ。

(俳句) いくつもの 笑顔に会える 青きプール
(句評)そうなんだ。太陽の光に反射して、プールの水が青くて、眩しくなるんだ。

(俳句) 敬老日 ひんやりスイーツ もらいける
(句評)冷たいから美味しい。とりわけ、スイーツは最高にうれしい。


※ ここでは、川田隆夫さん(元教師)を中心に他の方の句評も交えて、五十野俳句を「わかりやすいく」紹介しました。

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